初期費用(桑原)
2024年03月10日
こんにちは、桑原です。
3月に入り今季2度目の雪が降りましたね。
今回の雪はそこまで積もらなかったので、
出社には影響しませんでした。
金曜日は柏市内の中学校卒業式でした。
皆さん朝から大変だったかと思いますが、
逆に忘れられない日になりそうですね。
ご卒業おめでとうございます!
さて、今回は「初期費用」のお話です。
物件のお問合せを頂く際に
「初期費用を教えてください」と
よくご質問いただきます。
基本的に計算に必要な情報は全て図面に載っており、
あとはそれを組み合わせて計算するだけなのですが、
それがめんどくさい(;^ω^)
初期費用の構成要素としては、主に
①敷金・礼金+②家賃+③保証料+④諸経費+⑤仲介手数料
から成り立っております。
まずは①敷金・礼金についてです。
敷金は退居後の原状回復費用等を差し引いて
戻ってくることが殆どですが、
礼金は大家さんへの謝礼という意味合いで
支払うものなので、戻ってきません。
また、敷金0円という物件もありますが、
一般的には代わりにクリーニング費用として
ご請求する場合が多いです。
退居時に原状回復費用を全て実費で
ご請求するという場合もありますので、
よく図面の備考欄をご確認ください。
タバコを吸われる方、ペットを飼っている方、
過失によりお部屋を壊したり汚したり
してしまった部分がある場合は、
借主の負担になります。
初期費用を抑えたい気持ちも分かりますが、
敷金をお預けしている方が、
退居の時に精神的に楽になれる場合もあります。
次に②お家賃です。
一般的には契約月(日割)と翌月分の賃料を
お預かりする事が殆どです。
契約始期日が1日付けの場合は、
当月のみのご請求という事もあります。
2か月分のお家賃だと初期費用が多くなる
と思われるかもしれませんが、
後になれば必ず支払うものを
先に払っておくと考えていただくと
翌月の生活が楽になりますよ。
今度は③保証料です。
物件の管理会社によって
取り扱っている保証会社が異なります。
この部分については
きちんと図面の備考欄をご確認ください。
賃貸物件をご契約される時は保証会社を利用し、
家賃保証をしてもらいます。
その際にかかるのが初回保証料と月額保証料と更新料です。
保証会社によって詳細は変わります。
例1:初回保証料:22,000円 以降毎月総賃料の1% 更新保証料なし
例2:初回保証料:総賃料の50% 毎月保証料なし 1年ごとに更新料10,000円
例3:初回保証料:総賃料100% 以降保証料・更新なし
この様に保証料と言っても様々なケースがありますが、
基本的には保証会社は借主側では選べず、
管理会社指定の保証会社を利用する事になります。
さらに④諸経費です。
一般的なのは鍵交換費用です。
鍵の種類によって様々ですが10,000円~30,000円代まで色々あります。
こちらも図面を確認しましょう。
防犯上の観点から鍵交換が必須の物件が多いです。
次によく聞くのが安心サポートです。
日々のトラブルに対応してくれるサービスになります。
初期費用として2年に一度お支払いするタイプと
毎月お支払いするタイプとあります。
お値段は色々ですが2年で15,000円~20,000円
毎月だと550円~2,000円ほどと幅があります。
こちらも24時間365日トラブルに対応する為、
必須条件になっている物件が多いです。
他には消毒サービス、害虫駆除、消火器などがあります。
こちらは必須とするものもあれば任意とするものもあり、
物件によって様々です。
さて、最後に仲介手数料です。
不動産会社がお客様と管理会社の間で物件を仲介し、
ご契約の際に重要事項をご説明する事に対して、
お客様にお支払いいただくものです。
一カ月分の賃料+税となっている事が殆どですが、
物件によっては0円や半額という事もあります。
こちらも図面をよくチェックしてみてください。
ここまで読んでうんざりしてしまった方。
もう少しだけお付き合いください。
初期費用を計算するには色々な項目があり、
煩雑ではありますが、
すぐに初期費用の概算が知りたいという場合は、
ざっくり目安として毎月の賃料×5~6倍
と思っていただければと思います。
初期費用を〇△万円までに抑えたい、
とハッキリと予算が決まっている場合は、
逆算するとお家賃の上限が見えてくるかと思います。
お家賃の5~6倍をして出てきた金額が妥当かどうか考えると、
そのお家賃設定で良いのか、
物件を探すときの参考になるのではないかと思います。
長々とお付き合いいただきましてありがとうございました!
次回はライフラインなどについてご案内させていただきます。